間違った情報が当たり前になっている!?
ギックリ腰の対処法は人によって様々な解釈をしている方が多いです。患者様でよく温めるや湿布など、整骨院や整形外科を受診して痛みが少しずつなくなったらお手当終了。このような流れが非常に多いのかなと感じます。
対処の仕方も様々で、コルセットでガチッと固める人や、仕事に行かないといけないから注射やロキソニンやボルタレンを服用してその場をしのいだりしますよね。
あとは、よく聞かれるのが『温める方がいいの?』『冷やす方がいいの?』
今回はこれらについて説明していきます。
温めるor冷やすどっちが正しい?
ここでの正解は、冷やす(冷却)です。
病院で診断された時に、〇〇炎と言われます。
炎=炎症=熱 ですよね。
火事が起きているところに温めるようなことはしないのが当然です。
病院や整骨院でも未だに温めたり、冷湿布を出しますが、そもそも冷湿布は
抗炎症作用はありますが、冷却しているわけではありません。
貼った時はひんやりと感じますが、数時間貼った後その場所を触ると明らかに熱を持っていることが多いのです。
これはうまく外に出るはずの熱がこもっているサインなのです。
例えば、熱々のお米をサランラップで包む、そのまま放置
どちらが早く熱が逃げますか?
答えは後者ですよね。
野球中継やスポーツの現場で良く目にするようになったアイシング。
今では当たり前のように試合後、ピッチャーが肩や肘などをアイシングして炎症を取り除くようになりましたね。
その効果もありピッチャーの寿命はかなり伸びました。
よくある質問ですが
Q 保冷剤やアイスノンはダメなの?
答えはダメです!
詳しくお話しすると長くなりますのでまた次回に。
未だに間違った知識が当たり前になっているこの世の中ですが
当院ではこのような正しい知識を一人でも多くの患者様に知っていただきたいと考えます。