脊柱管狭窄症は、一度症状が改善すれば抗体ができるものではありません。自分の身体の …
なぜ、どこに行っても
良くならない症状を
根本改善できるのか?
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家を建てるのには、緻密な設計図が必要です。さらに、いい家を立て住みやすい家として作ってもらおうと思うなら、大工さんの家に対する知識と深い経験が必要だということはお分かりになると思います。
なんとなく、設計図もなくカンを頼りにつくる家を何棟も立てられることはありません。
ヒトの体においては、家とは違い、完璧に出来ている状態で私たちは日々暮らしています。しかし、さまざまな理由で『完璧』ではなくなります。当たり前に『歩く』『座る』『立つ』こういったことが知らないあいだにできなくなっているのです。
その理由自体が原因なのですが、さまざまな理由は、悪くなる順番や、経過した年数が違うと対応がすべて変わってきます。それに加えて、脊柱管狭窄症の場合は、『症状がよくなっていくのを感じられにくい』という特徴があるために、対症療法に頼りがちになり、日常生活の中に大きな原因があるにも関わらず、その原因を取り払おうとせず、大きな問題である日常生活での悪習慣をないがしろにしてしまうことが一番の問題です。
ではなぜ、『症状がよくなって行くのを感じられにくい』のかというと、いくつかの要素が関係してくるからです。
①脊柱管内部の変形や肥厚は、その中を通っている脊髄を保護しようとしている、いわば自己防衛
これは、狭くなっている脊柱管内に対して、繰り返しの力が加わり続けたことによって、長い時間をかけて変化をしていくからです。
ちょっと想像してみて欲しいのですが
例えば、地面に1本の柱が立っているとします。はじめは真っ直ぐ立っていたのが、長い期間、雨風にさらされたり、地面がゆるくなったりで柱が傾いてきます。その度に倒れないよう、生え際の土の部分を固めたりして補強します。
それが脊柱でも同じことが起こっています。
身体は脳と脊髄を最優先に保護しようとします。脳は傾きに弱くなるべく平衡を保とうとしますから、脊柱が倒れる(破綻)するのは何としても避けなければいけません。
ヒトの体も間違った使い方を長く続けていれば、脊柱は傾いていきます。ですが頭は平衡を保とうとするので、さらに余計な傾きが生まれます。あちこち変形するのはそのためです。
その度に慌てて根元の部分を補強しようとカルシウムが分泌されて、変形や肥厚が起きます。これによって脊柱の破綻は免れますが、それらが積み重なって時間をかけて変化していき、ついには脊柱管内を圧迫してしまうのです。
悪くなるのに時間がかかったものは、リモデリングという形を修復していこうとするヒトの持つ治癒力によって、本来の正しい身体の使い方をし続けていると、その脊柱管内を狭くしていた余分なカルシウムを不要として、時間とともに吸収して自然となくなっていくと考えられます。
しかしその時間には、本来の背骨の持つ動きの『曲がる・伸ばす・ひねる』という、それぞれの正しい動きが取り戻されて、回復出来る環境が整っていくと、1ヶ月~3ヶ月程度でリモデリングされていくと考えられるので、動作の回復からそのくらいの時間が必要になります。
②回復するのに最低3ヶ月はかかる……その日数が耐えられない
上記したように、回復には2つの段階をたどる必要があります。
(1)正しい動作ができるようになるまでの期間
(2)組織リモデリング期
この2段階目までが経過していくまで早い方で3ヶ月ほどかかりますが、痛みに耐えられないと、3ヶ月はとても長く感じてしまうことが、施術に取り組む意欲が低下し、いつまでも回復しない原因になっています。
③正しい回復の順序を追った施術・取り組みではない
脊柱管が狭窄してしまうと言われているこの症状は、とても技術と症例に対する知識を要する高難度の症例でもあります。
こういった理由から、回復までの過程を感じられないばかりか、回復にさえ至らないことがあるのです。
対症療法とは、『とりあえず』やっておこうという考え方です。
これとは反対の考え方としてあるのが、『根本的な解決法』ということになります。これは、脊柱管狭窄症特有の2段階回復の原因に由来する部分も少なくないです。
施術者側の考えていることとして、
こういった問題が、対症療法だけ済ませてしまう理由となります。
ちなみにこの対症療法として根本的な解決とならずに、回復するためには好ましくないいくつかの方法には、
このような代表的な対症療法によってそれぞれ、根本解決とは程遠い経過をたどることとなります。
その場の変化を追いかけることで向いている方向が180度変わってしまう例といえます。
前述したように、脊柱管狭窄症の回復の過程には2段階必要です。
(1)正しい動きを覚える段階
(2)組織や軟骨の回復とリモデリング
こういった理解がないばかりか、動作の回復には『正常歩行の再獲得』これが必要です。
正常な歩行の回復には膨大な知識と技術力を要するため、このことが脊柱管問題の回復のためのハードルを大きくあげています。
正常な歩行のためには、
といったことが必要になります。これらはマッサージや電気療法・手術といったような対症療法とは全く異なる見方であるため、多くの先生はこれらを合わせた知識と技術習得のための学習や技術研修をしている方がとても少ないのが現実です。
そもそも脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症にはこんな症状があります
歩きはじめてしばらくすると、だんだんと足がシビレたり痛みが出る・重くなるなどして歩くことが辛くなります。
そこで一旦休んで腰を丸くしたり屈めてしばらく休むと、また歩けるようになりますが、同じように繰り返しの症状を起こすことが特徴です。(間欠性跛行)
しばらく歩いて、歩けなくなる時間には個人差がありますが、狭窄症のタイプや悪くなってからの経過によって違ってくるようです。
目安として、20分以上歩くことが出来なければ、症状としては重いタイプと考えてください。
他に間欠性跛行が出る疾患として、閉塞性動脈硬化症(ASO)というのがありますので、こことの鑑別には注意が必要です。
当院に来院される、足の痛み・痺れのある方の中には、閉塞性動脈硬化症の方がまれにいらっしゃる事があり、循環器科を受けるようにお伝えしています。
症状が、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と似ている為、お客様も判断が難しいようです。
閉塞性動脈硬化症とはどんな病気で、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症との区別の仕方を説明しますので、ご自身の症状に思い当たる点のある方は、まずは循環器科を受けて下さい。
主に足の動脈硬化が起こり、狭くなるか、詰まるかして、足を流れる血液が不足して、それによって痛みを伴う歩行障害が起きる血管の病気です。重症の方は足指が壊死を起こしたり、そのために足を切断しなければならない事もありますので注意が必要です。
脊柱管狭窄症は腰を屈めたり座ると楽になりますが閉塞性動脈硬化症は楽にならない場合が多いです。
もっと分かりやすいのは自転車です。
脊柱管狭窄症の方は自転車に長く乗っても大丈夫です。これは腰を丸めているので脊柱管が広がって内圧を下げているからです。
それに対して閉塞性動脈硬化症の方は自転車にも長くは乗れないのが特徴です。これは血管が硬く血流障害が起こっているので、足の筋肉を使う事でさらに血流障害が起こるためです。
腰部脊柱管狭窄症はどの神経が圧迫されるかによって、次の3つに分けられます。
1、神経根型
神経根が障がいされるタイプ。
身体の使い方によって左右どちらかが障がいされ、片方の脚に痺れ・痛みが発生します。時に両側が障がいされる場合もあります。
2、馬尾型
神経の束である『馬尾神経』という部が障がいされるタイプ。
これに関与する多くの神経が影響を受けるので、神経根型よりも広範囲かつ多様の症状が出やすいことが特徴です。
馬尾型では、両側に症状が広がり、痛みや痺れの他にも脚の筋力低下や冷たい感じ<感覚の異常>や膀胱・直腸へ神経障がいが起こり、おしっこや排便コントロールが効かなくなることで軽い失禁をすることもあります。
3、混合型
神経根と馬尾の両方が障がいされるタイプです。
症状として馬尾よりも重く、両方の症状が出ることが考えれます。
脊柱管狭窄症が起こる原因
脊柱管狭窄症の症状が出るまでの過程を考えると、少なくとも5年以上前から要因を抱えたものがそれぞれの経過を辿って発症していくものと考えられます。
上記のそれぞれが合わさった要素として起こるもの
1、神経圧迫で痛みは出ない
腰部ヘルニアやこの症例でも同様ですが、多くのメディアやHPなどを見ていくと、レントゲンやMRIで脊柱管内が狭窄した結果、神経の根っこの部分~その先の部分が圧迫されたことによって生じる痛みと解釈しています。
しかし、それは全くの誤解で、潰されるような力が神経にかかっているようで、実際に神経にかかる力によって神経が麻痺したり痛みが出る場合には、神経線維が引き伸ばされてしまい、炎症を起こして起こります。
症状としても、前かがみになって休んでまた歩けるようになる脊柱管狭窄症と、腰部椎間板ヘルニアの痛みの消失の仕方は異なっています。
また、神経が押し潰されるように圧迫されているならば、姿勢を変えた程度ですぐに収まるようなことはないでしょう。
2、加齢によって脊柱管が狭くなるため
50才を超えて坐骨神経痛が出た場合の40%は脊柱管狭窄症であるという調査結果があります。
70歳以上では、85%以上の方に脊柱管狭窄症があると言われています。
そうすると70歳以上の方はほとんど脊柱管狭窄症を患っていることになります。ですが、同じ70代でレントゲンやMRIで狭窄が認められても全く無症状で元気な方も多くいらっしゃいます。
反対に画像で狭窄はわずかしか認められないのに、強い症状が出ている方もいらっしゃいます。これが紛れもない加齢だけが原因では無い根拠になります。
また、「もう年なんだから」と病院で言われたりした方、、まだ諦める必要はありません。
「加齢」と「老化」は違います。
加齢は皆同じように平等に重ねるものですが、老化は人それぞれであり、過ごしてきた環境や習慣で違います。
80代で背筋もピンと伸びていて、スタスタ歩いて60代くらいの体力を持っている方や、反対に60代で腰が曲がっていて実年齢以上に見えてしまうこともあります。
ですから、年のせいとあきらめている方は、まだまだだいじょうぶです!
ではその改善法について、このあと説明していきます。
当院での改善法は、あなたの過ごしてきた環境や習慣や過去の運動歴やケガなどを含めた歴史を遡り、原因の部分を分析し一つ一つ取り除いていくことが唯一の改善法だと考えています。
1STEP:疾病形成因子除去(初期~)
2STEP:歩行機能改善(疾病形成因子の除去の目処が立ってから本格的に)
3STEP:形質修復期の促進(歩行機能が改善してきた後に行います)
脊柱管狭窄症では、こういった施術の基本であるこのステップを正確に踏んでいく必要があります。
かんたんにまとめていきます。
1STEPにて悪くしている要因をカウンセリング、検査ですべて取り払います。
2STEPでは、本来皆さんが持ち合わせている『正確に歩ける身体の働き』を、関節に潤いを与えながら関節の正常な動作を取り戻すべく施術し、改善していきます。
3STEPでは、2STEPまでで狭くなった部分を修復しようとする力『リモデリング』が働く環境が出来上がったのを確認して、さらにその働きが強くなるように必要な運動や施術を行っていきます。
痛みやしびれは本当に耐え難く、つらいものですが、症状が改善していく過程には痛みだけに着目して、それを取ることが『最良』とはなりません。
人は自然治癒力という素晴らしい回復力を持っていますが、良かれと思ってやったことが、実は良くないことであった……と、自らで悪くしてしまっていては、本来働くべき治癒力も十分に発揮することができません。
ですから、私どもの脊柱管狭窄症の改善のための3STEPは、症状が回復していくために必要な条件をきっちり抑えたものにしてあります。
狭窄症の改善期間には、それまでの習慣や体力によって個人差があります。
あなたのつらい症状が落ち着くまでには早くて3ヶ月、平均6ヶ月と時間がかかります。
長年歩く機能が低下してしまっている方に関しては、歩行機能改善に時間がかかるため、1年近く掛かる場合もあります。理由は、この症状の一番の原因が『正常歩行が出来なくなった事による組織の変性』であるからです。
要するに、使わない身体のはたらきに合わせて、身体が変形するということです。
それだけに、①ネガ除去-②機能回復-③形質修復このステップは欠かせないのです。
この症状克服の必要なことは、目先の痛みばかりに執着せず、「数ヶ月間を頑張る」というあきらめない気持ちだけです。
この勇気さえふりしぼって頂ければ、私どもがあなたの勇気をしっかり受け止めます。まず最初の一歩を踏み出してあげてください。または、あなたの大切な方の背中を押してあげて、私どもにおまかせください!
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「不思議に痛みもなくなり両足の痺れも取れ通院して本当に良かった」 2014年の春先、暖かくなってきたので健康のため通勤を自転車から徒歩に変えて(自宅から会社まで約3キロ程)歩き出すと自宅から1キロくらいのところで急に腰と両足の太ももの裏が痛くなり途中休みながら会社に出社した。 翌日近くの病院を受けたら脊柱管狭窄症による坐骨神経痛といわれ、しばらく通院するよう言われ(約半年間)通院したがよくならず、近くのマッサージ屋に変えました。 そこで1年間毎日施術(ウォーターベット、指圧、電気)を受けたが、逆に悪くなる一方で(足のしびれ歩くと電気の走るような痛み)歩くことも困難な状態になり、2016年の2月初旬にインターネットを通じ「健寿の森」を知りました。 鍼施術に多少の抵抗があったが施術を受けることにし予約しました。来院すると最初に病状を聞かれ、「3ヶ月の通院が必要」と言われました。半信半疑で通院を続けましたが、確かに先生の言われた通り最初の1〜2ヶ月は病状の変化はなく、これでいいのかと思いつつ3ヶ月が過ぎようとしていたとき不思議に痛みもなくなり両足の痺れも取れ通院して本当に良かったと思っています。先生の実力は確かで、今痛みで苦しんでいる人1日も早く来院されることを願っています。最後に先生には感謝の気持ちでいっぱいです。(佐藤 忠明 様 坐骨神経痛・脊柱管狭窄症) ※効果には個人差があります |
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