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「あー、腰が痛い……。」

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そう思って整体院で腰痛の治療を受ける方は多いですが、もっとも大切なのは、腰に痛みを感じた後、適切な対策を講じることです。
今回は、整体院に通い治療が終わってから、もしくは通い始める前に、個人でできる最善の対策についてご紹介します。

 

一口に腰痛と言っても、原因はさまざまである

腰痛を引き起こす原因には、これといった特定の原因というものはありません。
ただし、腰痛になりやすい人に共通している傾向があります。
以下に、主だった傾向をご紹介します。

・同じ姿勢を長時間続けて仕事をしている
・もともと運動不足気味で、足腰の筋力が低下している
・全身の筋肉が固い
・慢性的な筋肉疲労
・ダイエット下着など、身体を強く締め付ける下着を付けている
・どちらかというと神経質な人で、ストレスを抱え込みやすい人

上記のような傾向を持っている方は、腰が反り返った状態が続いていたり筋肉疲労が続いたりすることで、椎間板に負担がかかります。
また、ストレスから身体が硬直し、腰痛を発症する場合もあります。

背骨は、身体の中心を24個からなる骨で支えてくれています。
椎間板とは、背骨の間に挟まっている軟骨で、これがクッションの役割を果たしています。
しかし、負担がかかると椎間板が次第にもとの位置からはみ出してしまい、神経を圧迫します。
これが原因で起こるのが、いわゆる「椎間板ヘルニア」です。狭窄症とヘルニア

理論上は、背骨のある場所なら全て起こりうる症状ですが、やはり腰で起こることが多いようです。
そこまで深刻な症状でなくても、誰しも疲れ切った次の日や久しぶりの運動後には、軽い腰の痛みを覚えることがあるでしょう。
このような軽い腰の痛み、原因がはっきりしていない腰の痛みが、私たちがいわゆる「腰痛」と呼んでいるものなのです。

 

 

腰痛を治すためにやってはいけないこと

腰痛を治すため・痛みをやわらげるために、私たちはついつい痛みを遠ざけようと、その原因を探して除去しようとします。

しかし、それがかえって悪い影響を引き起こしてしまうこともあるのです。

腰だけの対症療法で治そうとする

腰痛を治すために取り入れることが多いのは、市販の湿布薬やマッサージなどの対症療法です。
腰に原因があるのならその腰をケアすればよいという考えは、正しいようですが実は間違いなのです。

一例として、整形外科で治療を受ける場合の状況を挙げてみましょう。

湿布薬・マッサージ・整体院で回復が望めなかった場合など、多くの方が整形外科を訪れることになります。
おそらく、大きな病院にいけば、入念に検査をしてもらえるものと思います。
例えば、腰を折り曲げたり、反らせたりして、どの部分が痛いかを確認しながらレントゲン写真を取ることになります。

このとき注意したいのは、整形外科はこの時点で「骨」に異常が無いかどうかを見ているということです。
そして、骨に異常がないことが分かれば「腰痛症」という診断が下されることになります。

一般的には、腰痛が悪化した症状が、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などとして顕在化します。
また、内蔵の病気などから由来する腰痛であれば、がん・胆石・脊椎カリエスなどが可能性として考えられます。

しかしながら、整形外科で「腰痛症」と診断された時点では、それらの可能性は考慮されません。
こうして、湿布や痛み止めという治療方法が取られます。

本質的に、何が原因なのかは分からないまま、治療がいったん完結してしまうのです。

自力でなんとかして治そうと、いろいろな方法を試す

症状が軽いうちに何とかしようと、本を読んでストレッチや筋トレに取り組もうと考える方も多いでしょう。
しかし、慣れないことを続けていると、知らず知らずのうちに身体に歪みを感じるようになります。
また、腰痛の原因に運動不足を指摘されてから急に強い負荷の運動を行い始め、結果的に膝や股関節を痛めることもあります。

こうして、どんどん身体の使う部分に偏りが生まれることで、自分の知らないところで身体全体が歪んでいきます。
それが矯正されないまま日々を過ごしていくうちに、歪みはどんどん大きくなり、最終的に全身の不調につながってしまうのです。

自分でにっちもさっちもいかなくなってから、違う病院・整体院などを回り、すぐに結果が出なければさまざまな治療院を巡ることになります。
すると、自分ではもう自分の身体の状態を把握できなくなってしまているため、治療を受けても少し経てばまた症状がぶり返すような状況におちいってしまうという悪循環に飲み込まれてしまいます。

症状が軽いからといって簡単に考え、自分でできる方法を気軽に試していると、どんどん状況が悪くなります。
整体やマッサージなどを受けなければやっていけない身体になるおそれがあることは、事前に押さえておきましょう。

改善されない場合でも、確証のないまま手術を受けるべきではない

病院・整体・カイロ・マッサージと、さまざまな医療施設に通って治療を受けたのに、はっきりとした原因が分からないまま、腰痛が続いてしまう患者さんも少なくありません。
その中には、他に打つ手なしと判断されて手術を受ける方も。
もう、この段階まで来ると、かなり症状は悪くなってきています。

我流で自分なりに対策を講じたり、治療方針の異なる整体院・カイロなどの治療院において、さまざまな治療を受けたりしているうちに、知らず知らずのうちに病状を複雑化させてしまっているのです。
腰痛になってから10年以上症状に悩まされている方の大半は、すでに単なる腰痛の域を超えている場合が多いようです。

もちろん、医学的に明らかな原因があり、合併症もなく無事に手術が終わっていればよいのですが、手術後も痛みがある状態であれば、患者さんは無駄な時間と労力をかけたことになります。
そのショックは相当なものでしょう。

せっかく背中にボルトを入れたり、両脇にプレートを入れたりしても、その処置で腰痛が完治しない例は少なくありません。

 

まず自分ができることは「過信」しないこと

腰痛を治し、身体を元の状態にするためには、自分の体調を過信しないことが何よりも重要です。
ちょっとした不良を見逃さず、すぐに対策を講じることが大切です。

「いつ」痛みを発症したのかを覚えておく

あなたの腰に痛みが生まれたのは、いつ・どのような場面なのかを覚えておきましょう。
痛みが発生した状況を把握しておくことで、原因が分かります。

剣道の練習など、スポーツを毎日行っている人は、ささいな痛みも「いつものこと」として放っておきがちです。
しかし、身体は日々・月々・年々疲労を溜めていき、気が付いた時には耐えられないほどの腰の痛みになってしまっていることも少なくありません。
やがて、今までできていたことが痛みでできなくなると、途端に不安を感じるようになります。

普段スポーツをしている人も、何かいつもと違う症状を感じたら、すぐに運動を控えるべきです。

自分が持つ「自然治癒力」を信じる

筋トレを行った次の日に起こる筋肉痛ですが、しばらく休んでいれば痛みはなくなります。
それは、身体には自己修復力があり、何かダメージを受けたり不調を感じたとき、何とかしてそれを治そうと働くからです。

似たような概念に「内包力」と呼ばれるものがあります。
これは、関節や筋肉を動かそうとする際に、重力が身体に対して働きかけ、バランスを取ろうとする働きのことを指します。
筋肉痛で言えば筋肉の炎症の原因となる熱を放散させ、回復へと導く重要な役割を果たします。
ダメージを回復させるために、全身が機能していることの表れと言えるでしょう。

しかし、筋肉痛や腰痛を感じたとき、少しでも早く治そうとして湿布や塗り薬を使う方がいますが、これらの療法は人間が本来持つ内包力の働きを妨げます。
また、休めばいいやと思い休み過ぎても、かえって身体のバランスを崩してしまい、症状が悪化する場合があります。
人間は、身体全体を使って悪い部分を修復しようとするため、一部分だけを治そうとしても、なかなか思うようにはいかないのです。

歩く習慣をつけることが大切

可能な限り身体を休めたとしても、症状が悪化してしまう場合があります。
人間は、自分でも知らないうちに体の悪い部分をかばい、気が付かずに身体に負担をかけてしまっているのです。
一度回復するきっかけを失ってしまった身体は、どんどん悪くなっていきます。

腰痛治療の根本的な要素の一つに、きちんと歩けるかどうかというファクターがあります。
子どもと大人を比べてみると、子どもが活発に動き回るのに対し、大人は動く機会が少なく、食事量や座っている時間が子供よりも相対的に多くなります。
そして、多くの子どもは腰痛に悩まされることはありません。

これを言い換えれば「よく歩いている」という状況で表せるかもしれません。

内包力と重力は密接に関係しています。
毎日歩く習慣を続けている方であれば、歩くという行為と重力とのバランスがとれており、腰痛になるリスクは少なくなります。
つまり、重力のかかる部位に偏りがなくなり、皮膚・関節・筋肉の各組織に本来あるべき柔軟性・保水性を維持するのを助けてくれるのです。

一般的に老化現象と呼ばれている症状も抑えられ、腰をはじめとする身体の痛み・不調に悩まされない良好な状態が保たれやすくます。
よって、歩く習慣をつけ、筋肉をつけることにより、腰痛防止・改善につながります。

どうしても治らない場合は整体院へ

腰痛がひどくなり、やがて膝などにも痛みが連鎖してしまい普通に歩けなくなってしまった場合、一人ではどうすることもできません。
そこで重要になってくるのが整体院での治療です。

当院を例にとれば、本来の身体が持っている機能を発揮させるためには、まずは身体にとって正常な歩行ができるようになることが必須条件と考えています。
これを「生理歩行」と呼びます。

生理歩行は、身体が正常な状態に回復できるきっかけを与えてくれる施術になり、連続して歩行できない方でも同様の力を間接・筋肉に与えることを試みます。

もちろん、腰痛の原因は人それぞれですから、このほかにもさまざまなアプローチで解消を図ります。
少なくとも、我流で体調を改善しようとするよりも、はるかに早く痛みを和らげることができるでしょう。

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